親族など近しい人の突然の孤独死など、思いがけない出来事に直面したとき、「特殊清掃」という言葉を初めて聞く方も多いでしょう。どんな作業が行われるのか、費用はどのくらいか、どんな業者に頼めばいいのか——不安や疑問が尽きないものです。
この記事では、特殊清掃の基本から遺品整理との違い、依頼の流れまでをできるだけ丁寧に解説します。悲しみの中でも、少しでも不安を取り除き、次の一歩を踏み出せるよう、現場でご遺族に寄り添い続けてきたロードが、その経験をもとにお伝えします。
目次
突然の別れのあとに――「特殊清掃」という言葉を初めて聞いたあなたへ
一人暮らしの親族が自宅で亡くなり、警察から「特殊清掃が必要です」と告げられる——そんな突然の出来事に直面すると、悲しみと混乱の中で何をすればいいのか分からなくなる方がほとんどです。
特殊清掃とは、事故や火災などで汚染された空間を、安全で衛生的な状態に戻すための専門作業です。「人に知られたくない」「恥ずかしい」と感じ、人に頼ることをためらう方も少なくありません。しかし、誰かに頼ることは弱さではなく、前に進むための第一歩です。
特殊清掃とは?遺品整理との違いをやさしく解説
この章では、特殊清掃の基本的な意味や、遺品整理との違いを明確に整理します。どんなときに特殊清掃が必要になるのかを理解することで、正しい判断につなげましょう。
特殊清掃とはどんな作業か
特殊清掃とは、孤独死・自殺・殺人・火災などにより汚染された室内を、専門的な技術と薬剤で原状回復する作業を指します。
一般的な清掃とは異なり、感染防止や臭気除去など、高度な衛生管理が求められます。血液や体液、臭気が染み込んだ床・壁・家具を処理し、再び安全に生活できる環境を整える仕事です。
特殊清掃の目的は「見た目をきれいにする」ことだけでなく、「再び人が安心して過ごせる空間に戻す」こと。心のケアと空間の再生、その両方を担う専門職と言えます。
遺品整理との違い
遺品整理は、故人が残した品々を整理・仕分けし、必要なものを残す作業が中心です。一方、特殊清掃は、遺品整理の前段階で行われる「衛生環境の回復」が目的です。
たとえば孤独死などで、遺体の発見までに時間が経過した場合には、臭いや汚染が広範囲に及ぶことがあります。その場合は、まず特殊清掃で安全を確保し、その後に遺品整理を行います。
つまり、遺品整理が“心の整理”を支える作業であるのに対し、特殊清掃は“空間の安全と再生”を支える仕事です。両者は切り離せない関係にあり、順序と専門性を理解することで、より安心して対応が進められます。
特殊清掃が必要になる主なケース
特殊清掃が行われる現場には、いくつかの典型的なケースがあります。この章では、代表的な5つのケースを紹介し、それぞれの現場でどのような対応が必要になるかを解説します。
孤独死があった部屋
一人暮らしの高齢者が亡くなり、発見まで時間が経過した場合、体液や臭気が床や壁に染み込みます。特殊清掃では、汚染箇所の除去・消臭・除菌を行い、再び入室できる状態に戻します。悲しみの中でも、故人が過ごした空間を清潔で穏やかな環境に整えることが、家族にとっての心の区切りとなります。
殺人や自殺が発生した部屋
事件や自殺などで血液が残る現場では、感染防止対策と精神的ケアの両面が求められます。消毒・除菌・消臭だけでなく、臭気や細菌の再発を防ぐための徹底した洗浄が行われます。作業員は防護服を着用し、心理的に負担の大きい現場でも丁寧に対応します。
火災で汚損や臭気被害を受けた部屋
火災後の部屋はススや焼け焦げの臭いが強く残り、壁や天井に浸透しています。特殊清掃では、焦げ跡の除去・煤(すす)除去・臭気中和などを行い、再利用や修繕に備えます。単なる清掃ではなく、建物の再生を支える復旧作業としての役割を担います。
長期間放置され、空き家やゴミ屋敷状態になっている部屋
放置期間が長い住宅では、カビ・害虫・悪臭が発生し、衛生状態が著しく悪化します。特殊清掃では、ゴミ撤去だけでなく、防臭・除菌処理を含め、再び安全に住める空間に戻します。
ペットや動物による汚損や強い臭気がある部屋
ペットの排泄物や死骸による汚染も特殊清掃の対象です。臭いは床下や壁内にまで浸透することがあるため、構造材の除去や特殊薬剤による消臭が必要です。家を再び安心して使えるようにするための、丁寧な技術が求められます。
特殊清掃の主な作業内容と、ロードのプロ技術の裏側
この章では、特殊清掃の具体的な作業内容と、現場で発揮される専門技術について紹介します。同業者からも相談を受けるほど高い消臭技術と、「人への思いやり」を大切にした姿勢をお伝えします。
消臭・除菌・原状回復のプロセス
特殊清掃は、単なる片付けではなく「空間の再生」を目的とした専門作業です。まず汚染物の除去を行い、次に強力な除菌剤で細菌やウイルスを死滅させます。その後、臭いの根源に対してオゾンや分解酵素を用いた消臭を実施。
最後に床や壁の補修、塗装などを行い、生活できる空間へと戻します。作業の一つひとつに専門知識と経験が必要であり、見た目の清潔さだけでなく、衛生面でも安心できる状態を目指します。
同業者からも相談を受ける消臭技術
ロードの大きな強みは、消臭技術です。臭いには、体液、カビ、焦げ、腐敗など複数の要因が複雑に絡み合います。ロードでは、現場ごとに薬剤の種類や濃度、施工工程を細かく調整し、臭いの分子を分解・中和させる方法を採用。
他社で取りきれなかった臭気を“ゼロ”に近づける再施工依頼も多く、実績が口コミで広がっています。“臭いを根本から断つ”技術こそが、安心と信頼につながっています。
作業現場で大切にしている“人への配慮”
特殊清掃は、技術だけでなく「人の気持ちに寄り添う力」も問われる仕事です。ご遺族が現場に立ち会うことも多く、その空間には深い悲しみと戸惑いが漂っています。
ロードでは、作業前に必ず丁寧な説明を行い、作業中も誠実な姿勢を徹底しています。遺品を扱う際は「故人の大切な思い出」に触れる気持ちで対応します。
作業後には「ようやく気持ちの整理がつきました」と依頼者から感謝の言葉をいただくことが何度もあります。技術と同じくらい心の通う対応が評価されていると感じています。
特殊清掃の費用相場と、料金が変わる理由
特殊清掃の費用は現場の状況によって大きく異なります。この章では、一般的な費用相場と料金を左右する要因、そして見積もり時に確認すべきポイントを紹介します。
一般的な費用相場
特殊清掃の費用は、部屋の広さや汚染の状態によって変動します。目安として、1Kの部屋なら5万〜15万円前後、1LDKでは10万〜25万円ほど。汚染が重度な場合や、床や壁の撤去・張り替えが必要な場合はさらに費用がかかることもあります。
臭気除去やオゾン脱臭の追加施工などを含めると、作業時間も1日〜数日に及ぶことがあります。業者によって料金体系は異なりますが、「安すぎる見積もり」には注意が必要です。
料金を左右する要因
費用を決定づける要因は大きく4つあります。
- 汚染の深さ(体液や血液の浸透度)
- 臭気の強さ
- 作業範囲(床・壁・天井など)
- 使用する機材や薬剤の種類
特に臭気の強い現場では、複数回にわたる脱臭作業が必要となり、コストが上がります。また、作業現場が高層階やエレベーターなしの建物など、搬出入が難しい場合も追加費用の対象になります。現地確認時に詳細を説明してくれる業者を選びましょう。
見積もり時に確認すべきこと
見積もりは「どこまでが料金に含まれるか」を明確に確認することが重要です。作業範囲、追加料金の有無、再消臭対応、遺品整理の連携などを事前に把握しておくことで、トラブルを防げます。
特に“見積書の明細が具体的かどうか”は信頼のバロメーターです。説明が丁寧で質問にも誠実に答えてくれるような業者に依頼することをお勧めします。
信頼できる特殊清掃業者を選ぶポイント
特殊清掃は誰にでも頼める仕事ではありません。ここでは、信頼できる業者を見極めるために確認すべき3つのポイントを紹介します。
資格・実績・対応姿勢のチェック方法
業者を選ぶ際は、資格(事件現場特殊清掃士など)や施工実績、口コミを確認しましょう。事件現場特殊清掃士などの資格は、感染防止や薬剤管理の知識をしっかり持っている一つの証になります。ただし、資格を持っているからといって全てが信頼できる業者だというわけではないことには注意が必要です。
また、実績豊富な業者ほど想定外のトラブルにも柔軟に対応可能です。特に自治体や警察からの紹介実績があるかどうかは、信頼度を測る一つの目安となります。ロードでは、年間多数の現場を担当し、警察・自治体からの紹介実績もあります。
“対応の丁寧さ”が最も大事な理由
電話や見積もり時の対応が誠実であるかは、業者選びの決め手です。焦って契約を急かす業者よりも、依頼者の状況を丁寧に聞き取り、必要な作業を明確に説明できる業者を選ぶことが重要です。
対応の印象は、作業品質にも直結しやすい要素と言えます。心のこもった言葉づかいと分かりやすい説明ができるかを見極めると良いでしょう。
特殊清掃を依頼する前に知っておきたい流れと準備
依頼前に流れを理解しておくことで、安心して進められます。この章では、相談から完了までのプロセスと、依頼時の心構えを紹介します。
依頼から作業完了までの流れ
特殊清掃の一般的な流れは、
- 電話・フォーム・LINEでの相談
- 現地確認と見積もり
- 作業日の確定
- 清掃・除菌・消臭
- 完了報告
が基本的なステップとなります。
依頼前に準備しておくと安心なこと
現場住所・状況の概要・立ち入り可能日・鍵の有無などを整理しておくと、見積もりがスムーズです。特に現場の写真を撮っておくと、遠方からの依頼でも対応が速くなります。
気持ちの整理がつかない場合は、無理に詳細を話さなくても構いません。業者が現場確認のうえで最適な提案をしてくれますので、無理はしないようにしてください。
ロードの特殊清掃の実績
実績1
「東京都足立区|協力会社からアパートでの孤独死の特殊清掃とフローリング剥がしのご依頼」は、汚れやニオイが床に深く染み込んでいたため、フローリングを剥がし解体作業まで行った実績です。
実績2
「東京都小平市にて不動産屋さまからの集合住宅での孤独死の特殊清掃のご依頼」は、孤独死発見まで時間が経ってしまったため、臭いが周辺に漏れ出てる状態でした。そのため、緊急対応を行い、後日本格的な特殊清掃を行うという流れで対応した実績です。
実績3
「東京都練馬区にてゴミ屋敷状態のお部屋の特殊清掃と残置整理」は、ゴミ屋敷状態のお部屋の特殊清掃の実績です。
まとめ
特殊清掃は、単なる清掃ではなく「大切な人の想いを整える仕事」です。ご遺族の悲しみに寄り添いながら、空間を再生することで新たな一歩を支えます。
もし、どの業者に依頼して良いか判断に迷うようでしたら、お問い合わせフォームや公式LINE、 もしくはお電話(0120-536-610)の中からご都合の良い方法で、ぜひお気軽に私たちにご相談ください
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また、どんなささいなことでも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
