
離れて暮らしていた親が亡くなり、実家は空き家状態になって1年。久しぶりに様子を見に行った際、家の中にムカデの死骸を複数発見し、実家の老朽化と害虫問題を実感。遺品整理をこれからしなければならないなかで、いったいどうしたらいいと途方に暮れている。。。
上記はあくまでも例え話ですが、この記事に辿り着いたということは、もしかしたらあなたも似たような状況かもしれないと思います。
この記事では、遺品整理前の確認ポイントやムカデ対策、ムカデに遭遇した際の対応、遺品整理業者に任せるかどうかの基準などについてわかりやすく解説します。
目次
遺品整理を始める前に…「ムカデ予兆」のサインを見逃さない
ムカデがいる可能性を示す「予兆」に気づくことは、安全に遺品整理を行う上で非常に重要となります。ムカデは普段、人の目に触れない場所に潜んでいますが、いくつかのサインからその存在を察知することが可能です。
この章でお伝えする「ムカデ予兆」のサインをぜひチェックしてみてください。
空き家がムカデの住処になる理由
長期間放置された空き家は湿気や静けさ、暗さが揃いなど、ムカデにとって理想的な住処となります。
子どもの頃、ムカデはどこで見たか思い出してみてください?落ち葉の下など、湿気があり暗い場所で見た記憶が蘇ってこないでしょうか?そう、ムカデは湿気や暗い場所を好みます。
そのため、長期間放置された家はムカデが好む場所になり得ると言えるのです。室内のダンボールや押し入れの奥、水まわりも格好の潜伏場所になります。加えて、ゴキブリやクモといったエサも豊富なため、繁殖と定着が進みやすいのです。
特に老朽化した家は隙間が多くなり、ムカデにとって侵入しやすいという点も注意が必要です。
庭の落ち葉や枯れ木、家の中の段ボールの山…ムカデが好む環境とは
ムカデは湿気と暗がり、そして狭い場所を好み、庭の落ち葉や枯れ木、積まれた木材の陰、室内の段ボールや古布団などに潜みます。
こうした環境が放置された空き家では、ムカデが越冬・繁殖しやすく、遺品整理中に出くわす危険もあるため、このような場所があれば遺品整理前に慎重に確認しておくことが重要です。
もし遺品整理中にムカデに遭遇したら?ムカデ遭遇時の初期対応
遺品整理の作業中に限らずですが、もしムカデに遭遇してしまったら、パニックにならず冷静に対処することが何よりも大切です。
虫を見る機会が少ない都会在住の方は、特に突然の出来事に驚くかもしれませんが、適切な初期対応を知っていれば、大きな問題になることはありません。
特に、小さなお子さんやペットが一緒の場合は、まずは安全を最優先に行動しましょう。ここでは、ムカデに刺されないための基本的な鉄則と、緊急時に役立つ簡易的な駆除方法をご紹介します。
ムカデに刺されないための鉄則
ムカデには毒があり、刺されると患部が痛んだり腫れるなどの症状が現れます。場合によっては、アレルギー反応でアナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため、遭遇した際は絶対に素手で触れたり慌てて払ったりせず、まず距離を取りましょう。
長袖・長ズボンに軍手や長靴などで肌を保護し、虫よけスプレーや忌避剤を使うと安全です。
ムカデは素早く攻撃的なこともあるため、慎重に対応しましょう。万が一刺された場合は、まずは速やかに流水で洗い、患部の痛みや腫れがなかなか引かない場合は病院で受診してもらうことをおすすめします。
簡易駆除と対処法(緊急時)
ムカデを発見したら、市販の殺虫スプレーや冷却スプレーで駆除し、ティッシュやトングでつかんでゴミ袋に密封して捨てましょう。
ムカデは熱に非常に弱い熱湯も効果的ですが、台所や風呂場など、使用場所には限りがあるでしょう。
大量発生や対応が難しい場合は無理をせず、安全を最優先に専門業者へ相談するのが賢明です。
予防が肝心!遺品整理と並行して行うべきムカデ対策の全手順
ムカデを駆除するだけでなく、現れないようにするための「予防」は、遺品整理をスムーズに進める上で非常に重要です。特に、空き家になっていた期間が長い家では、これ以上ムカデが増えないよう遺品整理の前に予防策をすると良いでしょう。
この章では、遺品整理と並行して行うべきムカデ対策の具体的な手順をご紹介します。
家の外で行う予防策
庭の環境を整えること、侵入経路を塞ぐことが、家への侵入を防ぐ第一歩です。
落ち葉・草むしりなどの掃除
まず家の周囲の落ち葉や雑草、古木を取り除き、特に基礎や排水溝周辺を重点的に掃除しましょう。これによりムカデの隠れ場所を減らし、地面を露出させることで侵入を防ぎます。
清掃後は除湿剤や忌避剤を使うとより効果的です。庭の手入れをこまめに行うことが、ムカデ対策の基本であり侵入予防に繋がります。
侵入経路を徹底的に塞ぐ
ムカデはわずかな隙間からも侵入するため、床下通風口や窓枠、配管周りの隙間をパテや隙間テープでしっかり塞ぎましょう。
換気口には防虫ネットを張り、玄関や勝手口のドア下も専用テープで対策することをおすすめします。家の外壁や基礎のひび割れ、網戸の破れも確認し、開けっ放しを避けることで侵入経路をなくすことで、遭遇の可能性を大幅に減らすことができるでしょう。
家の中で行う予防策
室内の環境を整えることは、万が一侵入してきたムカデが住み着くのを防ぐために不可欠です。
ムカデの「隠れ家」をなくす
家の中では、湿気を吸いやすい段ボールや新聞紙、布団などを優先的に片付け、床や押し入れは整理整頓して物を積み上げないようにしましょう。除湿剤も併用すると効果的です。
不要なものを先に整理することでムカデの隠れ家を減らし、少しでも清潔で湿気の少ない環境を作ることが重要です。
ムカデが嫌がる環境づくり
遺品整理する家が遠方の場合は難しいですが、ムカデは乾燥と光を嫌うため、定期的な換気や日光の取り入れが効果的な予防策です。室内の湿度を下げるために窓を開けて風を通し、除湿機を使うのもおすすめです。
また、ムカデ忌避剤や木酢液を活用し、寝具や衣類には防虫剤を使用して清潔な環境を保ちましょう。ムカデのエサとなるゴキブリやクモの発生を防ぐためにも清潔な環境は重要です。
こうした対策でムカデが寄り付きにくい環境を維持することが、安心して遺品整理ができる状況には欠かせません。
どこまで自分でやるべき?遺品整理とムカデ駆除を専門家に任せる判断基準とは?
「どこまで自分で頑張ればいいのか…」と悩むのは当然です。特にムカデのような害虫問題が絡むと、精神的な負担も大きくなります。大切な遺品整理に集中するためにも、時にはプロの力を借りるという選択肢も検討しましょう。
この章では、ご自身の状況と照らし合わせながら、専門業者への依頼を検討すべき判断基準を「不安感」「安全面」「時間」の3つの点から説明します。
恐怖心・嫌悪感・不安感
ムカデに強い恐怖心や嫌悪感がある場合、またムカデが多いと感じる場合は、無理に自分で駆除しようとせず、専門業者に相談することが賢明です。
ただでさえ、遺品整理を自分たちで行うのは大変です。そらにムカデの不安を抱えながらとなると、そのストレスはとても大きなものとなります。その心理的な負担は遺品整理の作業効率にも悪影響を及ぼすでしょう。
安全面
ムカデには毒があり刺されると強い痛みや腫れが起こることがあります。特にアレルギー体質の方や小さなお子さん、高齢者がいる場合は注意が必要です。
また、屋根裏や床下などの見えにくく狭い場所では作業そのものが素人には難しいものです。また、そう言う場所にこそムカデが潜んでいる可能性が高くなります。
こうした場所にも整理すべき遺品が大量にある場合は、専門知識と適切な道具を持つプロに任せるのが安全で確実です。安全面を最優先に、無理をせず専門業者のサポートを活用しましょう。
時間
遺品整理に割ける時間が限られている場合、また遺品整理する家が遠い場合、そもそも遺品整理に多くの時間を割くことができないでしょう。その状況ではムカデ対策まで手が回らないでしょう。
効率的に進めるなら、遺品整理と害虫駆除を一括で対応できる専門業者に依頼するのが効率的です。準備から作業、後片付けまで任せられ、移動や作業の負担を大幅に軽減できます。
時間や労力を節約しつつ、スムーズに遺品整理を終わらせたい方には特におすすめの方法です。
まとめ
遺品整理を自分たちで行うことだけでもとても大変なことですが、ムカデを発見してしまい、そのムカデの心配をしながら遺品整理を行うことは想像以上のストレスになることでしょう。
ぜひ、この記事を参考にして、ムカデの心配を少しでも和らげ、遺品整理に集中できる環境を整えていただければと思います。
この記事を読んで、もう業者に依頼しようと言う気持ちになったようでしたら、害虫駆除にも対応している遺品整理業者に依頼することを強くおすすめします。それぞれ別の業者に依頼するとやり取りが大変ですし、費用面でも高くなる可能性があるからです。
もし、どの業者に依頼すればよいか分からない場合は、お問い合わせフォームや公式LINE、 もしくはお電話(0120-536-610)の中からご都合の用意方法で、ぜひお気軽に私たちにご相談ください。
私たちは害虫駆除にも対応していますので、きっとあなたのお役に立てると思います。気になるようでしたら、害虫駆除のサービスページ、遺品整理のサービスページもぜひご覧ください。
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